じっくりとご相談
 漢方の診断法にはいろいろな方法があります。中国の偉い中医の中にはじっと脈をとり続けて診断するかたがいます。日本独特の腹診という方法もあります。そして私達薬剤師がもっとも重視するのが問診、つまり患者さんとの言葉のやりとりです。

 漢方専門薬局博濟では患者さんの症状をじっくりとおききします。一見、相談している疾病とは何の関係もないようなことが漢方ではとても重要だったりします。

 また、症状をききながら患者さんの表情やしぐさも注意深く観察します。肩が凝るとおっしゃっているとき手がどの位置を押さえているのか、胸が苦しいといいながら実は胃の部分を押さえている、といったこともよくあります。お話になる声の調子もとても重要です。

 もちろん電話でのご相談でも大部分のことはわかります。しかしながら、とても複雑な症状などのときはやはりご来店していただいてきちんと対面して相談するのが一番なのです。



時間がかかります

 繰り返し申し上げてきましたように博濟ではじっくりと患者さんの症状をおききします。特に初めてのご来店では症状が現れたときからの経過、現在の状況、ご本人の体質等多くのことを質問します。そして伺った症状を分析してそれに適合する漢方薬を調合します。ですから少なくても30分、長いときには1時間程度かかることもあります。

 博濟では待ち時間ができないよう、なるべく事前にお電話等でご予約していただくようお願いしています。


漢方が適する疾

アレルギー アトピー性皮膚炎 喘息 鼻炎など 漢方薬は症状を抑えるだけでなくアレルギーがでにくい体をつくります。
妊娠から出産後まで 妊娠しづらい体質を改善し、妊娠中は胎児を丈夫に育て、つわりを和らげます。出産後に服用することによって回復を早める処方もあります。
生理の異常 生理痛、生理不順などあらゆる症状に対応します。
更年期障害 閉経前後に現れる不快な症状、イライラ、頭痛、ホットフラッシュなどを改善します。
自律神経失調症 検査をしても何もでてこないのに体調が優れない、そんな方にも漢方薬は強い味方になります。
小児に 風邪を引きやすい、元気がない、発育が遅い、などに。漢方薬を服用することによって丈夫な体に育てます。
ご高齢の方に 老化による諸症状、腰痛、不眠、尿の出が悪い、足腰がだるいなどに。穏やかに作用して安全です。

 そのほかの慢性病、過敏性大腸症候群、不眠症、高血圧症、糖尿病、痔、便秘、子宮内膜症、膀胱炎、前立腺肥大、白内障、にきび、肌荒れ、冷え症、慢性疲労症候群、腰痛、神経痛などあらゆる疾病に対応します

 また風邪、胃腸病、各種の痛みなど急性の疾病にも漢方薬はよく効きます。ご相談ください。